ブランドの語源は焼印です

ここでは俗にいう「ブランド」という言葉の由来を解説します。

なんとなく知っているようで、なんとなくはっきりとはわからない。
そんな言葉じゃないでしょうか?
実は印章と切っても切れない関係があるんです。

ここを読めば、ブランドというものがよくわかるのではないでしょうか。

 

ブランドの語源は焼印です

みなさんご存知ですか?
「ブランド」という言葉の語源を。

まずはWikipediaになりますが、わかりやすいので引用します。

ブランドとは「焼印をつけること」を意味する brander というノルウェーの古ノルド語から派生したものであるといわれている。
古くから放牧している家畜に自らの所有物であることを示すために自製の焼印を押した。
現在でも brand という言葉には、商品や家畜に押す「焼印」という意味がある。
これから派生して「識別するためのしるし」という意味を持つようになった。
「真新しい」という意味の英語 brand-new も「焼印を押したばかりの」という形容が原義である。
日本でも紀文食品はその創業時、主力の蒲鉾やちくわに焼印を付けることで、商品の希少性、信頼性を認知させてきた(現在も一部の商品には「紀文」という焼印が押されている)。
Wikipediaより

そうなんです!

ブランドの語源は焼印なんです。
自分の所有物だって分かる様に、牛に焼印を押した事が語源なんですね。

ユダがマミヤに押したのもそういう意味があったんですね♡

北斗の拳より
ユダの紋章♡

 

ブランドとは識別すること

ブランドの語源は、焼印であることがわかりました。
またその目的は、識別するための印(しるし)とあります。
面白いのは、ここでも「印」が登場していることです。
やはり切っても切れない関係のようです。

では次に、識別について見てきましょう。

しき‐べつ【識別】
読み方:しきべつ
[名](スル)物事の種類や性質などを見分けること。「雌雄を—する」
Weblioより

識別とは、違いを見分けること。
ということは前提として、比較する対象が似ているとも言えます。
明らかに違うのであれば区別になりますので。

つまり他と明らかに違うことが一目でわかるように、焼印を押した。
同じように見える中から「この牛の所有者は自分だ」を表すのに、印があると非常に便利です。
ここから発展しているのが、現在認識されるブランドです。

人は物を購入する際に「本当に間違いないものなんだろうか?」「他とは違うよね?」を判断する際に、ブランドで判断します。
最近ではブランドよりも品質を優先する傾向があるとも聞きます。
つまり同じ物であれば高いブランド品よりも、同じ品質の物であればいいじゃないかと。
ただその意味でもブランドは役に立っているとも言えます。
正しく識別する目的が達成されていますから。

一方、この考え方は印章にも通じるものがあります。
フルネーム入った印章と、いわゆる100円でも購入できる印章。
そのどちらが捺してあるのかが、ブランドです。
なぜなら捺した印影は、必ず見る相手がいますから。
もちろん目的を達成するためには、100円のものでも通用します。
でもそのように識別されていることは、覚えておいてもいいのかもしれません。

 

最後に

以上、ブランドと焼印の関係について見てきました。
最後に、人はなぜブランドを求めるのか?

その答えも同時に記載されていました。

このことから、他の売り手・売り手集団の製品・サービスを識別し、競合他社(他者)のものと差別化することを目的とした、名称、言葉、シンボル、デザイン及びそれらの組み合わせであるとされる。
他社(他者)の製品・サービスより優れており、それを顧客に認識させることによって、企業等にとっては顧客の安心感を獲得でき、自有ブランドに「価値」が生まれる。

Wikipediaより

つまり、安心感です。

ブランド=印
しっかりとした印があることで、相手に安心感を与える。
そのためには他社と明らかに異なる印が必要ですし、またその印に価値を与える必要があります。

そして印に価値を与えることができるのは、本人だけになります。

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